時代の葬儀に弱音を吐く 

父が亡くなってまもなく9年ですか。

 時のたつのは早いもので いまになって思えば後悔することばかり。
 やっておけばよかったことばかりの毎日ですが
 後悔してもはじまらない。
 
 父が亡くなって 意味も、仕事の内容も分からず葬儀屋の跡継ぎになった。
 しかも老舗の裕福な葬儀屋ではなく、地域では新参者の葬儀屋。
 父はワンマンで派手な借金をしてめちゃでかい建物を建てやがった。
 借金3分の1を残して亡くなった。

 亡くなった人の運び方も分からず、宗派の違いもわからず、とにかく葬儀に関しては花以外は全くの初心者。
 そんなわたしがここまでこの仕事を続けてくることができたのも
 周りで支えてくれた人たちと父がつくった借金に対する責任感。
 この2つに尽きる。。
 
 2024年の8月がくれば9年。
 この8年間で父の借金のうちやっと1億返済した。よくやった。自分。
 もちろん自分ひとりの力ではないけれど、8年間ほぼ休まずに突き進んできた。

 葬儀には定休日もなければ、仕事が必ず入る保証はない。
 それがつらい仕事だけれど、当家さんから頼られるという使命感、葬儀が終わった後の達成感、
 これはたまらなく心地よい。
 
 それでもコロナ禍で葬儀の形態がもう変わっている。
 借金残り1億。
 過払い金の返金でもあればもう余裕で終わっているのだけどw
 今までの返済期間を考えるとあと8年ほぼ休まずに折り返せるのか自信はない。
 続けていけるのかなぁ。。

 税金支払の時期が来るたびに弱気になる。
 
 わたしのような人生を送っている人はいるんだろうか。
 弱小借金持ちの会社の後継者ってつらいよね。

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